誠の華−ヒルガオ−




ー沖田sideー



僕のお気に入りの場所に雪を連れて来たのには理由がある。



駄目元で最後に追い返そうとしてみるが、やはり雪は一度決断したことを覆す事はなかった。



雪の頑固さは誰よりもわかっている。




ならば、僕はもう君を突き放す必要がない。




「僕は雪に嫌われようとしていたんだ」




ー沖田side endー


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