誠の華−ヒルガオ−
初巡察は快晴で一番組は竹田観柳斎率いる四番組と合同だった。
「四番組組長、竹田観柳斎だ」
なんなの、この髪型。
今まで見たことない。
腹の底から湧き出る笑いを必死に堪え、上がってしまう口角を隠すように頭を下げた。
「よ、よろしくお願いします」
「ぷっ」
しかし震えてしまう肩はどうにも隠せていなかったようで、隣にいる総司は吹き出していた。
当の竹田観柳斎と言えば既に私の目の前から姿を消していた。
間一髪。