誠の華−ヒルガオ−
「面白いでしょう、竹田さん」
別れ道で一番組とは反対側へ四番組が行くと、ずっと聞きたくてウズウズしてたとでも言わんばかりに聞いてきた総司。
「中途半端に長い髪型がここまで人を笑わせるとは思わなかった」
「ふふっ。因みに竹田さんはね、」
それは多分今世紀一番聞きたくない事実だった。
そもそも竹田観柳斎についての情報なんてどうでも良いし欲しくない。
「竹田さんが衆道だなんて私にはどうでも良いんだけど。それに彼が衆道なら私は何にも心配いらないって事だしね」
そう言うと「それがね、聞いてよ〜」と顔を青くさせながら話し始める総司。
なんかね、その流れでもう大体察しがついたよ。
気に入られてるんでしょう。
その先はもう聞きたくない。