誠の華−ヒルガオ−




その後、2人は最後の一口を飲みきると同時に倒れた。



そんな2人を呆れながらも介護する雪と一を見て近藤、土方、山南は穏やかな目で見守っていた。




「あの4人の組み合わせはいつ見ても飽きないなあ」



「体以外はガキの頃から変わってねぇけどな」



「あの子達は変わらなくていいんですよ」



山南の声に近藤、土方の2人は声を揃えて賛同した。




「変わらざるを得ない俺達に昔を思い出させてくれる存在だからな」



そんな土方の小さな呟きは山南だけに届いた。



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