誠の華−ヒルガオ−





三段突きを交わしたことで道場は騒然となった。



技を繰り出した総司と言えば固まってその場から動かなくなっている。




これは留めを刺して良いのか?




背を向けている総司にゆっくりと近づいて木刀を振り下ろすと寸のところを素手で掴まれた。



「土方さん、入隊試験はここまでです。彼女の入隊はこの僕が認めません」





一瞬何を言われたのか分からなかった。




「彼女……だと?まさかっ!!」




歳さんは総司の言葉に反応すると勢いよく雪の被っていた傘を取った。




「……………っ、馬鹿野郎が!!!ここでなにしていやがる!!!!」




「えーっと…えへへ。入隊希望でーす」











































バチンッ☆★☆★☆★☆★



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