誠の華−ヒルガオ−





えーっと、予想通りっちゃ予想通りなんだけど……。




皆様大変怒っていらっしゃいます。





ははは、負けるな私。




私の前には勇さん、歳さん、山南さん。




後ろには総司、新八さん、源さん、左之さん、平助。




そして隣に一君。




私に逃げ場はない。



なら真正面から突っ込むだけだ!!




「私を新撰組に入隊させてください!!」




額を畳みに擦り付けた。



「駄目だ」



しかし返ってくる言葉は否定的なものだった。



もちろん却下されることくらいは予想済みだ。



だが簡単に引き下がるつもりはない。



< 9 / 258 >

この作品をシェア

pagetop