夏の終わり
真夏の空
朝早くから
大合唱している蝉の声
朝日の煌めきの強さも
早朝から手加減はない
照りつける太陽と青く澄んだ高い空
一歩外へ出てまとった空気が
夏そのもので、すぐに汗がにじむ
うだるような暑さに
すぐにでも踵を返したいところだが
そうも言ってられず、一歩踏み出す
一歩踏み出すごとに君へと近づく距離
早る鼓動を抑えつつ冷静を装う
今日もまた君に会える
そう思うだけで緩む口元