まりあ様のおみちびき~秘密の妹は農家の天使⁉~
第1幕・さ迷える華【訳・厨二病少女が田舎に引っ越しました】
。.:*:・'°☆
まりあ様のおみちびき~秘密の妹は農家の天使⁉~
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第1幕・さ迷える華【訳・厨二病少女が田舎に引っ越しました】
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嗚呼…何故我は翡翠色の迷宮《ラビリンス》に囚われてしまったのでしょうか。
【ふぅ…なんで私はこんな辺鄙な田舎にいるんだろう】
「瞳」映りし其の原風景、真実《まこと》懐古のそれなり。
【私の目の前には、昔懐かしの風景が広がっていた】
其の翡翠色の迷宮《ラビリンス》に孤独《ひとり》佇む漆黒の華。
【その田舎の駅にひとり佇む、全身ゴシックロリータファッションに身を包んだ私】
孤独《ひとり》なる我覗き込みし下界の民。
【さっきから駅員が不信そうに私をみている】
我鉄の館降りし、翡翠色の迷宮に飛びこむ。
【私は駅を降りて、田舎に飛び込んだ】
未知なりし世界に「孤独《ひとり》」刻み込む。
【はじめての土地、はじめての大地に、ひとり不安を覚える】
其の翡翠色の迷宮《ラビリンス》、歩みし我を襲い来る悪夢《ナイトメア》。
【田舎の道を歩いている私を、村人達が避けている】
嗚呼、恐怖の悪夢《ナイトメア》よ。
【マジこわっ。助けて‼】
怪しき魔女語りし。
【すると、みるからに認知症とおぼしきおばあちゃんが話しかけてきた】
「お嬢ちゃんはちんどん屋さんかい?」
「嗚呼…」
我惑いし逃亡す。
【私は足早にその場を去る】
駆け抜けし翼故郷《ふるさと》に還らん‼
【早く兄の家に向かわないと‼】