まりあ様のおみちびき~秘密の妹は農家の天使⁉~
第10幕・妖魔狩り
。.:*:・'°☆
第10幕・妖魔狩り
。.:*:・'°☆
「てやっ」
イーナがダガーでスライムを攻撃した。べちゃ、と弾けとんで霞のように消えるスライム。
「ふう」
チトセも疲労困憊しているが、順調だ。
「大丈夫?」
私は回復魔法で回復する。「ああ」チトセは立ち上がる。
いまのところ三人のレベルは
イーナがレベル6、私とチトセがレベル5だ。
「大分資金も貯まりました。では、家を買いにいきましょうか」
イーナが提案する。
「はい」
首肯く私とチトセ。
。.:*:・'°☆
不動産屋の女性から掘っ立て小屋みたいな家を買った。
「わあい、でかい」
しかし、ベッドはふかふかだ。
「畑もありますー」
イーナがいう。
「明日、あそこで土を耕そう」
チトセはいう。
私は布団に潜り込んだ。
いますぐ寝たいところだが、お風呂に入らないと。
「嗚呼其の温もりは天使の羽毛のごとき柔らかさで我々を包み込み癒しの殿堂に誘うだろう……」
は。
ついうっかり厨二詩が漏れてしまった。
「結局、厨二病は治ったんだか、治らなかったんだか……」
イーナが呆れていう。
「だな」
チトセも同意。
「まあとりあえず、お風呂先に入るね」
私はいった。
。.:*:・'°☆
夜。
近所で買ってきた焼き鮭とごはん、みそ汁片手に質素な夕飯である。
「さて、寝るか」
私は歯磨きをして寝る。
「ちょっと待てよ」
チトセが呼び止める。
「なに?」
「ほら、外」
三人で外に出た。
「わぁ…!」
綺麗な夜空だ。
星屑が散りばめられている。
「とてもゲームとは思えないな」
「うん」
ふたり、首肯く。
「我が社の髄を極めた夜空です」
イーナがいう。
これから、一体どんな冒険が待っているんだろう…。
ずっとずっと続くといいなぁ……。
私はそう思いながら、眠りについた。
≪続≫
第10幕・妖魔狩り
。.:*:・'°☆
「てやっ」
イーナがダガーでスライムを攻撃した。べちゃ、と弾けとんで霞のように消えるスライム。
「ふう」
チトセも疲労困憊しているが、順調だ。
「大丈夫?」
私は回復魔法で回復する。「ああ」チトセは立ち上がる。
いまのところ三人のレベルは
イーナがレベル6、私とチトセがレベル5だ。
「大分資金も貯まりました。では、家を買いにいきましょうか」
イーナが提案する。
「はい」
首肯く私とチトセ。
。.:*:・'°☆
不動産屋の女性から掘っ立て小屋みたいな家を買った。
「わあい、でかい」
しかし、ベッドはふかふかだ。
「畑もありますー」
イーナがいう。
「明日、あそこで土を耕そう」
チトセはいう。
私は布団に潜り込んだ。
いますぐ寝たいところだが、お風呂に入らないと。
「嗚呼其の温もりは天使の羽毛のごとき柔らかさで我々を包み込み癒しの殿堂に誘うだろう……」
は。
ついうっかり厨二詩が漏れてしまった。
「結局、厨二病は治ったんだか、治らなかったんだか……」
イーナが呆れていう。
「だな」
チトセも同意。
「まあとりあえず、お風呂先に入るね」
私はいった。
。.:*:・'°☆
夜。
近所で買ってきた焼き鮭とごはん、みそ汁片手に質素な夕飯である。
「さて、寝るか」
私は歯磨きをして寝る。
「ちょっと待てよ」
チトセが呼び止める。
「なに?」
「ほら、外」
三人で外に出た。
「わぁ…!」
綺麗な夜空だ。
星屑が散りばめられている。
「とてもゲームとは思えないな」
「うん」
ふたり、首肯く。
「我が社の髄を極めた夜空です」
イーナがいう。
これから、一体どんな冒険が待っているんだろう…。
ずっとずっと続くといいなぁ……。
私はそう思いながら、眠りについた。
≪続≫