華麗なる国王の囚われ花嫁~若き絶対君主の一途な愛~
ああ、どうしよう。
こんなの私じゃない!
冷静にならなきゃ。
浮かれている自分がとても気持ち悪い!!
外の空気を吸って、気持ちを落ち着かせようと思った。
早速ナディとともに城の外へ行こうと思ったが、部屋にはナディの姿はない。
……そういえば、ナディはいったいどこに?
王子のことで頭がいっぱいになっていて、ナディのことまで考える余裕がなかった。
前の部屋?
それともナディの部屋で待機しているのかしら?
いずれにしろ、この状況でひとり外に出るのは難しいだろう。
とりあえずナディを呼んでこないと。
そう思い、私は部屋を出ようと扉を開けた。
部屋の外には見張りの騎士が立っている。
私が外に出ようとしたからか、声をかけられた。
「どちらへ行かれるのです?」
「あ……。あの、ナディを探しに行こうと思っているのだけれど」
「では私が呼んでまいりましょう。ソフィア様はお部屋でお待ちください」
「そ、そう。ありがとう。よろしくお願いします」
やはり城の中でも、気安く出られるわけではないらしい。
騎士にそう言われてしまえば、素直に従うしかなかった。
部屋でナディが来るのを待つしかなく、部屋へ戻ろうとした、そのときだった。
――背から私を呼ぶ女性の声。
こんなの私じゃない!
冷静にならなきゃ。
浮かれている自分がとても気持ち悪い!!
外の空気を吸って、気持ちを落ち着かせようと思った。
早速ナディとともに城の外へ行こうと思ったが、部屋にはナディの姿はない。
……そういえば、ナディはいったいどこに?
王子のことで頭がいっぱいになっていて、ナディのことまで考える余裕がなかった。
前の部屋?
それともナディの部屋で待機しているのかしら?
いずれにしろ、この状況でひとり外に出るのは難しいだろう。
とりあえずナディを呼んでこないと。
そう思い、私は部屋を出ようと扉を開けた。
部屋の外には見張りの騎士が立っている。
私が外に出ようとしたからか、声をかけられた。
「どちらへ行かれるのです?」
「あ……。あの、ナディを探しに行こうと思っているのだけれど」
「では私が呼んでまいりましょう。ソフィア様はお部屋でお待ちください」
「そ、そう。ありがとう。よろしくお願いします」
やはり城の中でも、気安く出られるわけではないらしい。
騎士にそう言われてしまえば、素直に従うしかなかった。
部屋でナディが来るのを待つしかなく、部屋へ戻ろうとした、そのときだった。
――背から私を呼ぶ女性の声。