私がキスしたいのはあなたです。



しかし、次の日になっても、1週間がたっても、1か月がたっても、1年がたっても、2年がたっても返事は帰ってこなかった。


それどころか、小川は私と目を合わせてくれなくなってしまった。


それに気が付いたとき、私は家でただただ泣いた。


告白しなければよかった。そう何度も後悔した。


気が付いたら中学の卒業式の日になった。


卒業式で返事をくれるかもと淡い期待を抱いたけれど、結果は今までと同じだった。


もう涙も出なかった。


そして、私は市内の高校に、小川は県内の水泳強豪校に進路がきまり、私たちの中学校生活は幕を閉じた。


同時に、私の初恋も終わったのだった。


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