黒猫くん
そして、何事もなく学校がおわった。


やっぱりほとんどの人が顔見知りだったなぁ…

1人で考え事しなが帰っていると、家の前に誰かが倒れてる…

ん?


倒れてる?!?!


私は慌てて駆け寄ると、男の人がスヤスヤと気持ちよさそうに眠っていた。

てか、めっちゃ綺麗な顔だ…
真っ黒な髪色に真っ白な顔色。長いまつげがすごく色気があってぷっくりした赤い唇。スーッと筋の通ったきれいな鼻。なんだか、お人形さんみたい…

私はしばらくお兄さんの顔に見とれてしまっていた。

「…んっ…」

あ、動いた!!
どうしよどうしよどうしよ!!

「君、だれ…」


お兄さんの綺麗な目が私のことを見つめてる。



< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop