最後の1球
前を向け!

前へ





「そっかぁ・・。振られたのかぁ」



次の日も、また結衣奈が家に来た。



「ああ・・大沢と付き合うらしい」


「まぢで!?あたし、アイツキライだわぁー!」


この前まで、大沢は結衣奈が好きだったのにな。


「まぁまぁ、そう落ち込まないで!俺が合コンセッティングしてやてやっから!」


結衣奈のカレシ・大地が言う。


「大地も行くって事?」


結衣奈が大地をにらむ。


「・・・すいません」


それに観念し、大地が誤る。


「お前ら、いつ見てもコントだな」


「うるっさいなぁ!」



「・・・スイマセン・・・・」


「大地、お前、よくこんなやつと付き合っていけるな」


「だろ・・?っじゃなくって!お前、結衣奈超可愛いんだぞ?!アレしてるときなんかなぁ!メッチャ可愛い声出すんだぞ!?」



「黙れ!////」



「・・・」



俺は無言。


明らかに大地、バカだろ。



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