最後の1球

「嘘だよ、嘘･･･」


なんて、それも嘘だったり。


だって俺、金ないもん。



「あッ、ねぇ。いつから？あたしがマネージャーになるのって」


「できれば今日」


「きょ･･ッ！？まぁ。いいか」


一瞬驚きの顔をして、また普通の顔に戻って納得する生崎。



「じゃぁ、案内してくれる？」


「いいよ」


「こらぁッ！そこ、喋ってないでぇ！」


「「はぁ～い･･」」


俺たち二人は先生に怒られた。


「空野が話しかけてくるからジャン」



「いや、生崎だろ」


「え～･･？」


生崎はバレる知ったかぶり。



コイツ･･（怒


でも、これがうれしかったり。



こうやって話せるのが、一番うれしかったり。