レンタル彼氏~イケメン達とひとつ屋根の下~


しばらくして、智悠さんが戻って来た。



「はい、座って。」



こんな時でもエスコートしてくれる。
指の傷口に消毒をしてから絆創膏を貼ってくれた。



「あ…ありがとうございます。」



「大したことなくてよかったけど、
女の子なんだから気を付けてね。
割れたカップは俺が片付けておくから。」



智悠さんは頭を撫でて、微笑んでくれた。



リアル王子様だ……。
この世の中にこんなかっこいい王子様がいるなんて夢みたい…!

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