レンタル彼氏~イケメン達とひとつ屋根の下~


「お嬢さん、ごめんなー。
チラシにも書いたけど、
募集してるの19歳以上なんだ。
依頼ならどんな依頼でも受けるから━━…」



「わ、私、20歳です!」



私の言葉にその場にいた皆が目を丸くして驚いた。



なによ…。
そりゃ確かに背小さいし童顔だけど、
そんなに驚くことないじゃない。
ってか、失礼でしょ!



「嘘だろ!?俺と同い年かよ!?」



「てっきり僕より年下かと思ったのに~!」



「お前だって似たようなもんだろー。」



中年の男の人が男の子の頭をわしゃわしゃ撫でる。



「やめてよー!それに僕はそれが売りだもん!」



可愛いじゃれあいを止めたのは、
これまた背の高い優しそうな彼。



「まぁまぁ、二人共。女の子の前だし止めなよ。」

< 5 / 80 >

この作品をシェア

pagetop