レンタル彼氏~イケメン達とひとつ屋根の下~
「お嬢さん、ごめんなー。
チラシにも書いたけど、
募集してるの19歳以上なんだ。
依頼ならどんな依頼でも受けるから━━…」
「わ、私、20歳です!」
私の言葉にその場にいた皆が目を丸くして驚いた。
なによ…。
そりゃ確かに背小さいし童顔だけど、
そんなに驚くことないじゃない。
ってか、失礼でしょ!
「嘘だろ!?俺と同い年かよ!?」
「てっきり僕より年下かと思ったのに~!」
「お前だって似たようなもんだろー。」
中年の男の人が男の子の頭をわしゃわしゃ撫でる。
「やめてよー!それに僕はそれが売りだもん!」
可愛いじゃれあいを止めたのは、
これまた背の高い優しそうな彼。
「まぁまぁ、二人共。女の子の前だし止めなよ。」