レンタル彼氏~イケメン達とひとつ屋根の下~
「じゃがいもに玉ねぎ…にんじん、か…。
あ、カレーにしよう!」
確かカレーのルーは棚にあったはずだ。
私は棚を開けて、
カレーのルーの箱を取り出す。
エプロンをして髪を縛り、腕まくりをする。
それから食材を調理台の上に並べた。
「よーし!レッツ、クッキング!」
今まで自炊してたから、それなりには出来るけど、男の人に食べてもらうのは初めてで
少しだけ緊張する。
そんな中、食材を切っていると、
ドアが開く音がした。
それからしばらくして、
「あれ?今日は汐梨ちゃんが作るの?」
声に振り返ると、そこには智悠さんがいた。