レンタル彼氏~イケメン達とひとつ屋根の下~
「おっと、そうだったな。お嬢さん名前は?」
「斉藤汐梨(さいとう しおり)です。
年も……20歳ですっ!」
私はカバンから免許証を取り出して差し出すと、皆がのぞきこむ。
「おおー、ほんとだ。」
「じゃあ、まぁ、いいか。いつから働ける?」
「えっ…いいんですか?面接とか…」
「あー、そういうのは大丈夫!
俺、女の子見る目はあるから。」
なに、その理由…!
と思いつつも、私は返答する。
「私はいつでも大丈夫ですけど…。」
「じゃ、明日からね。これ、書類書いて。」
「え、あ、はい…。」
私は渡された紙にペンで書いていく。