レンタル彼氏~イケメン達とひとつ屋根の下~
「俺達にもポリシーがあるからね。
そう言うことは求められてもしてないよ。」
優しい笑顔で答える男の人。
「なんだ…そうなんだ。」
「まぁ、レンタル彼氏っていったら、
そう思うのも無理ないわな。
で、やってくれる?」
中年の男の人に聞かれて、私は頷いた。
「よし、決まり!
俺は東城秀明(とうじょう ひであき)。
ここの社員兼代表取締役だ。」
「俺は城山智悠(しろやま ともひさ)。
汐梨ちゃんより5つ年上かな。よろしくね。」
「俺は樺澤蓮叶(はなざわ れんと)だ。」
「僕は波川琉海(なみかわ るい)!
よろしくね。」
「明日から…よろしくお願いします!」
こうして私の苦労した就活は
あっさりと終わりを告げたのだった。