レンタル彼氏~イケメン達とひとつ屋根の下~


次の日、私は約束した時間よりも早く、
昨日のビルを目指した。



昨日のあの後。



『明日までに、これ読んどいて。』



そう東城さんに言われて渡されたクリアファイル。



その中には
“業務の内容”と“ルームシェアの掟”
と書かれたものが入っていた。



「ルームシェアとか聞いてないしっ!」



あんなイケメン男子と一つ屋根の下なんて、
いくらなんでも無理だよっ!



それに受付や掃除の業務だけじゃなく、
シチュエーションの練習台もなんて…。



私はビルにズカズカと入り、
部屋のドアを勢い良く開けた。



「東城さん、ルームシェアって
どういう事ですか!?……えっ!?」

< 9 / 80 >

この作品をシェア

pagetop