レンタル彼氏~イケメン達とひとつ屋根の下~
次の日、私は約束した時間よりも早く、
昨日のビルを目指した。
昨日のあの後。
『明日までに、これ読んどいて。』
そう東城さんに言われて渡されたクリアファイル。
その中には
“業務の内容”と“ルームシェアの掟”
と書かれたものが入っていた。
「ルームシェアとか聞いてないしっ!」
あんなイケメン男子と一つ屋根の下なんて、
いくらなんでも無理だよっ!
それに受付や掃除の業務だけじゃなく、
シチュエーションの練習台もなんて…。
私はビルにズカズカと入り、
部屋のドアを勢い良く開けた。
「東城さん、ルームシェアって
どういう事ですか!?……えっ!?」