約束の代償

取引

準備万端で迎えた七五三は
可愛く着飾れた瑠璃は
それは、それは可愛かった。

お参りの為に神社に入った瞬間
体が重くなった。


神主さんに会うと
慌てて私の方へ近づいてきて私にこう言った

「あなたはここに来てはいけない。
申し訳ないが今すぐ帰りなさい」

なに?
どういことなの?

「あなたはとてつもない取引をしてしまいましたね。これを取り戻すことは
そう容易なことではありませんよ」


神主さんに追い払われるかのように
神社をあとにした。


最高の日になるはずだった七五三は
なんだか気持ちの悪い1日になってしまった。


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