夢から醒めた夢
その後、次々と女の子が来てそろってから中へ入った。
私を含め5人。
結構人数がいたな。
1人いなくてもよくない?
私以外からは、どんな人がいるんだろうとか、わくわくしている感じが伝わってくる。
若いなぁーなんて思っている私とは、あきらかにテンションの高さが違う。
そんな風に見ながら案内された部屋に入るなり、なぜかみんなが止まる。
息を飲むっていうのかな。
何かあったのかと中を見渡せば、なるほど。
1人だけ異彩を放っている。
「遅くなってごめんなさい」
気を取り直したみたいで、友美が声をかけて入っていく。
他の子たちもそれに続き、私も最後に入って隅っこに座る。
まだ何も始まっていないのに、女の子たちの頬はほんのり赤い。
それもそのはず。
合コンに来なくても、女の子には困らないだろうと思うほどのイケメンが座っているのだから。