君の本当をこの瞳で見つめて。


言われた言葉が次々と蘇り、私の胸を突き刺して赤い涙が胸に溜まっていく。

涙が溢れる前に、この感情を全て捨てて去りたいのに。

この感情を忘れたくて、切り替えたくてここへ帰ってきたと言うのに自ら首を締めて、もがくことになるとは思いもしなかった。

忘れるどころか自ら傷をつけて、また深い闇へ落ちていく。

終わった事なのに、どうしてこの傷はこんなに私を苦しめるの?

塞ぐことのできない大きなこの傷は、どうやったら塞がるの?


誰か……誰か……








――私を助けて






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