あなたは、
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「....めて!............や!」
遠くから女の人の声が聞こえた。
夜の22時。
お祭りはとっくに終わって、すれ違うのは酔っ払いだけ。
声の聞こえる方へ進む。
二人の男と一人の女。
「お巡りさんこっち!!」
「は!!?やっべ!」
「おい!行くぞ!!!」
思ったより簡単に男達は逃げて行った。
「大丈夫ですか?
「............はい........」
一線はこえていないようだったが、かなりショックを受けているようだ。