あなたは、
「とりあえず、明るいとこに行きましょう。私も着いていきますから。」
彼女は頷いて、私に支えられながら立った。
路地を出ると、
「ちょっと~~~、お巡りなんてきてないじゃ~~ん!」
さっき絡んで来ていた男が待ち伏せしていた。
反対方向に逃げようとすると、その男の仲間もいて
完全に逃げ場がなくなった。
「.........この人には触れないで!!!!」
この時点で何をされるかなんてだいたい予想は着いた。
でもそれを、こんなか弱い女性がされると考えたら
堪えられない。
だったら私がされたほうがまし。
「私なら別にいいけど、この人はだめ!!!」