幸せになる!! 前編
「ほんとは殺したいくらい、お前が憎い。
幼なじみじゃなかったら、今頃、飛びかかってる。
だけど、そうしないのは、お前が、そんなひどいヤツじゃないって知ってるから。
男より口が悪いけど、思いやりのある、優しい子だって知ってる…!
…なあ、元のお前に戻ってくれ」
最後は、泣きそうになりながら、友梨に話し掛ける。
友梨も、凛月の気持ちがわかり、目に涙を溜めながら頷く。
「…なんで?」
帰ろうと、ドアを閉めようとした凛月に、友梨は問い掛ける。
「…え?」
「なんで、あの子なの…?
…茜里(あかり)に似てたから?」
友梨の真っ直ぐな視線に、凛月は正直に答えなければならないと思った。
「初めは。
だけど、今は、そういうの、抜きにして、粋香が好き」
「…そう」
友梨は力なく、呟くと、玄関のドアを閉めた。
幼なじみじゃなかったら、今頃、飛びかかってる。
だけど、そうしないのは、お前が、そんなひどいヤツじゃないって知ってるから。
男より口が悪いけど、思いやりのある、優しい子だって知ってる…!
…なあ、元のお前に戻ってくれ」
最後は、泣きそうになりながら、友梨に話し掛ける。
友梨も、凛月の気持ちがわかり、目に涙を溜めながら頷く。
「…なんで?」
帰ろうと、ドアを閉めようとした凛月に、友梨は問い掛ける。
「…え?」
「なんで、あの子なの…?
…茜里(あかり)に似てたから?」
友梨の真っ直ぐな視線に、凛月は正直に答えなければならないと思った。
「初めは。
だけど、今は、そういうの、抜きにして、粋香が好き」
「…そう」
友梨は力なく、呟くと、玄関のドアを閉めた。