幸せになる!! 前編
まずいと思った時には遅く、
「あたしの方が先に、りつを好きになったんだから!!」
友梨は、キッと、粋香を睨むと、粋香を突き飛ばした。
粋香はふらつき、掃除用具入れの扉の角で、頭を強く打ち、倒れ込んだ。
「す…粋香ちゃん?」
友梨はおそるおそる、粋香に声を掛けたが、粋香の頭部から血が流れたのを見た時、友梨は怖くなり、慌ててその場から離れた‐。
体育の授業が終わり、凛月が教室に向かうと、
「りつ!
なんだ、そんなところにいたのか…!
探したよ」
純生(じゅんき)が、血相を変えて、凛月に駆け寄って来た。
「そんなとこって…体育だから」
純生の様子に、面を喰らいながらも、凛月は答える。
「さっさと行くよ!」
純生は凛月の手を掴むと、校庭まで連れて行った。
そこには救急車が止まっていて、しばらくすると、担架に運ばれて、粋香がやってきた。
「あたしの方が先に、りつを好きになったんだから!!」
友梨は、キッと、粋香を睨むと、粋香を突き飛ばした。
粋香はふらつき、掃除用具入れの扉の角で、頭を強く打ち、倒れ込んだ。
「す…粋香ちゃん?」
友梨はおそるおそる、粋香に声を掛けたが、粋香の頭部から血が流れたのを見た時、友梨は怖くなり、慌ててその場から離れた‐。
体育の授業が終わり、凛月が教室に向かうと、
「りつ!
なんだ、そんなところにいたのか…!
探したよ」
純生(じゅんき)が、血相を変えて、凛月に駆け寄って来た。
「そんなとこって…体育だから」
純生の様子に、面を喰らいながらも、凛月は答える。
「さっさと行くよ!」
純生は凛月の手を掴むと、校庭まで連れて行った。
そこには救急車が止まっていて、しばらくすると、担架に運ばれて、粋香がやってきた。