君が好きなんだ。
ずっと、好き
オフィスを出た私達はまだ手を繋いだまま。
須田くんは駅へとは行かず、途中の公園に入っていった。
「あっ…」
この公園は1年前、私が告白をした場所。仕事帰りの須田くんを捕まえてここに連れてきたのだった。
須田くんが立ち止まる。繋いでいた手も離れてしまった。それを寂しく思う私に自分でダメ出しをする。
「須田くん、さっきはありがとう。変なこと、言われてちょっと、かなり困ってたから。ありがとう。助かりました。…でも、嘘つかせちゃって本当にごめんなさい」
私は一歩下がって頭を下げた。
「間違った噂流れないように、私から斉藤くんに説明、しっかりするんで。須田くんに、迷惑かからない、ようにするから。だから…ごめんなさい」
「その必要はないよ」
頭を下げたままの私にいつもより固い須田くんの声。私はゆっくりと頭をあげる須田くんを見ると、その表情も難しい顔をしている。
「斉藤にそんなこと話したらまた狙われるぞ」
そこを心配してくれていたんだ。でも、
「ありがとう。でも須田くんに迷惑かけるほうが嫌だから。斉藤くんにはちゃんと話すから」
須田くんは駅へとは行かず、途中の公園に入っていった。
「あっ…」
この公園は1年前、私が告白をした場所。仕事帰りの須田くんを捕まえてここに連れてきたのだった。
須田くんが立ち止まる。繋いでいた手も離れてしまった。それを寂しく思う私に自分でダメ出しをする。
「須田くん、さっきはありがとう。変なこと、言われてちょっと、かなり困ってたから。ありがとう。助かりました。…でも、嘘つかせちゃって本当にごめんなさい」
私は一歩下がって頭を下げた。
「間違った噂流れないように、私から斉藤くんに説明、しっかりするんで。須田くんに、迷惑かからない、ようにするから。だから…ごめんなさい」
「その必要はないよ」
頭を下げたままの私にいつもより固い須田くんの声。私はゆっくりと頭をあげる須田くんを見ると、その表情も難しい顔をしている。
「斉藤にそんなこと話したらまた狙われるぞ」
そこを心配してくれていたんだ。でも、
「ありがとう。でも須田くんに迷惑かけるほうが嫌だから。斉藤くんにはちゃんと話すから」