君が好きなんだ。
ただ、好き。
「部長~。ただいま戻りました~」
「おぅ、ごくろーさん。まだ残ってたか?」
「じゃじゃーん!ラス1ゲットしてきました!」
「でかしたぞー」
部長のデスクに置いたのはお団子。オフィスから近い和菓子やさんの商品だ。見た目は大きめのみたらし団子なのに中には餡子がはいっている。人気商品のため、お昼前には売り切れになってしまうことが多いのだ。
取引先の社長さんがこのお団子をお好きだと聞いた部長が私にお使いを頼んだのだ。
「これで掴みはOKだぞー。沢村ありがとな」
「いえいえ。このくらいは…。あっ、お釣…」
「お駄賃だ、とっておきなさい」
腹黒い部長が人の良さそうな笑顔をみせる。
「お駄賃って、私子供じゃないですけど!」
「いいからとっておけ。おじさんこれでも偉いんだから。それでジュースでも買いなさい」
「買えませんよ!お釣は20円ですもん」
「マジ?けっこう高いんだな、この団子…」
私と部長のやりとりにフロアに笑いがおきた。
「おぅ、ごくろーさん。まだ残ってたか?」
「じゃじゃーん!ラス1ゲットしてきました!」
「でかしたぞー」
部長のデスクに置いたのはお団子。オフィスから近い和菓子やさんの商品だ。見た目は大きめのみたらし団子なのに中には餡子がはいっている。人気商品のため、お昼前には売り切れになってしまうことが多いのだ。
取引先の社長さんがこのお団子をお好きだと聞いた部長が私にお使いを頼んだのだ。
「これで掴みはOKだぞー。沢村ありがとな」
「いえいえ。このくらいは…。あっ、お釣…」
「お駄賃だ、とっておきなさい」
腹黒い部長が人の良さそうな笑顔をみせる。
「お駄賃って、私子供じゃないですけど!」
「いいからとっておけ。おじさんこれでも偉いんだから。それでジュースでも買いなさい」
「買えませんよ!お釣は20円ですもん」
「マジ?けっこう高いんだな、この団子…」
私と部長のやりとりにフロアに笑いがおきた。