小さな町
ユイさんの家に戻り

「私、ユイさんの家にいていいんですか?」

「施設は、悪いところじゃないけど、ご飯も着るものも全部競争だ…君は遠慮してしまうだろう?」

そう言われ、何も言えなかった。

「心配しなくて大丈夫だ。まず買い物でも行こう。日用品を揃えないと。」

洋服屋、靴、歯ブラシ、コップ順番に揃えていく。

下着売り場に行き、さすがにユリさんは中には入らず外で待っていた。


「ユリさん、ありがとうございます。」
買い物も終わり、喫茶店でひと息つく。

ユリさんは、優雅にコーヒーを飲んでいた
私はドーナツにかぶりつく。

おいしい。



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