小さな町
「ユイ、ここにいたんだね。」
「ユリさん。」

2人で休憩室に向かった。
部屋に入ると、仕事場の人がたくさんいて
ユリさんの背中に隠れる。

「ユイ。」
ユリさんの背中が動いた。
「こんにちわ…」
「あらあら、可愛いわね。ユリくんの子?」
「はい、今預かってるんです。皆さんにもお世話になると思います。よろしくお願いします。」

ユリさんの後に続いてぺこりとお辞儀する。

「コッチこそよろしくね。」

仕事場の人は優しく声をかけてくれて安心した。

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