小さな町
「ユイ。帰るよ〜。」
声をかけられ、荷物をまとめる。

帰り道
「ユリさん、今度字を教えてください。」
「分かった。今日は、絵本を寝る前に一緒に読もうか。」

「うん。」

その日の夜は、お風呂に早く入って、ユリさんをベッドで待っていた。

「ユリさん早く。」
「はいはい、ちょっと待ってね。」

ユリさんの絵本の読み聞かせが始まった。

優しい声で、心地いい。

「ユリさん、ありがとう。」
「僕も、楽しかったよ。さぁ、明日もあるし寝るよ。」

「おやすみなさい。」
「おやすみ。」


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