小さな町
いつも通りに、絵本コーナーに行こうとしたら、呼び止められた。
「ユリさん?」

「昨日、みんなと話しあったんだけど…1人じゃ危ないから。私の仕事場においで。」

「え?」
「ユイに、今度何かあったら、居ても立っても居られない。」
ユリさんは、悲しそうに話す。

ユリさんの手を握り、ついて行く。

私は、日本人だから、クレマールの人と比べると、髪も目も黒い。
目立ったのかな。

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