小さな町
夜中、寝てる途中…

咳をして目が覚めた。

ひっきりなしに続く咳…

ベッドを降りて、隅による。

『ユイ?大丈夫?』
「ごめんなさい。」
『?なんで、謝るの?』

だって…

「うるさくしちゃった。咳止まらない。」

『ユイ…今大事なのは、身体を休ませてあげることだよ。一緒に戻ろう。』

横になると、ユリさんに頭を撫でられた。
安心する。

「風邪ひくと、いつも嫌だった…咳をが止まらなくて、皆んなに迷惑かけるのが。」

『迷惑なんて、かけられたことない。いつもユイは誰にだって優しく出来る子だから。』

ユリさんの声を聞きながら、目を閉じた。

次の日、またおじさんのところに行った。

『 大丈夫かい?夜は眠れた?』

「熱は下がったから、だいぶ楽になったよ。」

『そうかい、まだ咳が出るみたいだから、お薬をあげようね。』

「ありがとう。」

今日ユリさんは、午前中は休みを取ってくれみたいでお昼ご飯を一緒に食べた。

『じゃあ、少し仕事をしてくるよ。ちゃんと休んでるんだよ。』

「大丈夫だよ。ユリさん行ってらっしゃい。」

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