可愛げのない彼女と爽やかな彼氏
女友達
なんとか定時に上がる事ができたので、約束通りケーキを買って、祥ちゃんの家にお邪魔した
祥ちゃんは今妊娠中で、結構お腹もぽっこりと目立つようになっていた
「しばらく見ないうちに、大きくなるもんねぇ」
お腹を撫でながらそう言うと、そうでしょ?と祥ちゃんがにっこり笑う
「物凄く元気なの。よく動くんだよ〜」
そう言っている祥ちゃんは、とっても幸せそうだ
2人で喋りながらお皿を並べて、祥ちゃんの手料理を食べ終わる頃には、今日会社であったことを全部話し終えていた
「やっぱり祥ちゃんの料理は美味しい。今度、簡単で美味しく出来るの教えて?」
「うん、もちろん!でも奈南ちゃん、モテるんだねぇ。美人だし、スタイルいいし、当たり前か」
「知らないわよ、そんなこと。大体、その木崎課長とは本当に今日初めて話したようなものなのよ?意味が分からない。おまけに部下に悪態つかれて泣かしちゃうし」
「それで、その清水さん?ちゃんと書類作ったの?」
「ええ。1時間近くいなかったけど、戻って来たときにはお化粧直しもバッチリで、10分で書類作り直してきたわ。やれば出来る子なんだけど……」
そうなのだ
清水さんはやれば出来るのに、最初からやらないので、いつも私から注意されることになる
「モテる係長さんは大変だ」
「やめてよ、もう」
そうして笑っていると、電話が鳴った
祥ちゃんが電話に出ると、皆川部長からだったらしく、嬉しそうに話していた
そんな祥ちゃんを見ながら、後片付けをしていると、祥ちゃんが私の事を皆川部長に話しだした
「今日ね、奈南ちゃん会社で大変だったみたい。今、一緒にご飯食べながら聞いてたの。え?そうそう、相川さんも一緒に出張って言ってたでしょ?だから……うん。代わろうか?」
え?と顔を上げると、祥ちゃんが私に受話器を渡そうとする
「いいわよ!明日会社に戻ったら噂になってるからって、部長に言ってってば!」
「えぇ〜?つまんないの。慎一郎さん?奈南ちゃん代わりたくないって。は〜い」
それでも私に受話器を渡そうとするのは何故?
「部長命令だって」
にっこり笑顔な祥ちゃん
これじゃ断れないじゃない……
そう思いながら受話器を受け取った
祥ちゃんは今妊娠中で、結構お腹もぽっこりと目立つようになっていた
「しばらく見ないうちに、大きくなるもんねぇ」
お腹を撫でながらそう言うと、そうでしょ?と祥ちゃんがにっこり笑う
「物凄く元気なの。よく動くんだよ〜」
そう言っている祥ちゃんは、とっても幸せそうだ
2人で喋りながらお皿を並べて、祥ちゃんの手料理を食べ終わる頃には、今日会社であったことを全部話し終えていた
「やっぱり祥ちゃんの料理は美味しい。今度、簡単で美味しく出来るの教えて?」
「うん、もちろん!でも奈南ちゃん、モテるんだねぇ。美人だし、スタイルいいし、当たり前か」
「知らないわよ、そんなこと。大体、その木崎課長とは本当に今日初めて話したようなものなのよ?意味が分からない。おまけに部下に悪態つかれて泣かしちゃうし」
「それで、その清水さん?ちゃんと書類作ったの?」
「ええ。1時間近くいなかったけど、戻って来たときにはお化粧直しもバッチリで、10分で書類作り直してきたわ。やれば出来る子なんだけど……」
そうなのだ
清水さんはやれば出来るのに、最初からやらないので、いつも私から注意されることになる
「モテる係長さんは大変だ」
「やめてよ、もう」
そうして笑っていると、電話が鳴った
祥ちゃんが電話に出ると、皆川部長からだったらしく、嬉しそうに話していた
そんな祥ちゃんを見ながら、後片付けをしていると、祥ちゃんが私の事を皆川部長に話しだした
「今日ね、奈南ちゃん会社で大変だったみたい。今、一緒にご飯食べながら聞いてたの。え?そうそう、相川さんも一緒に出張って言ってたでしょ?だから……うん。代わろうか?」
え?と顔を上げると、祥ちゃんが私に受話器を渡そうとする
「いいわよ!明日会社に戻ったら噂になってるからって、部長に言ってってば!」
「えぇ〜?つまんないの。慎一郎さん?奈南ちゃん代わりたくないって。は〜い」
それでも私に受話器を渡そうとするのは何故?
「部長命令だって」
にっこり笑顔な祥ちゃん
これじゃ断れないじゃない……
そう思いながら受話器を受け取った