可愛げのない彼女と爽やかな彼氏
お互い服を脱ぐのももどかしく抱き合った
私の中から出て行った相川くんは素早く衣服を整えて言った


「お風呂入れてくるね」


軽くキスをして、寝室から出ていった


私は暫くぼーっとしていたが、ゆっくりと体を起こして、改めて自分の格好を見て赤面した
ブラジャーとキャミソールは上に捲りあげられて、スカートも捲れた状態で下着を身に付けていなかったからだ


「ある意味なんか卑猥だわ」


そんな事を呟きながら、ブラジャーとキャミソールを下ろしていると、相川くんが戻ってきた


「さ、約束通りお風呂に入れてあげますからね」
「へ?」


相川くんは軽々と私を抱き上げて、脱衣場まで連れて行った
なんだか、抵抗しても無駄なような気がして、相川くんのされるがままにしていると、相川くんがふっと笑った


「素直な奈南美さんも可愛いけど、調子狂うなぁ」
「だってまだ酔いが冷めてないし、疲れたし、この際甘えようかと」
「大歓迎です。はい、入りましょうね」


相川くんは、私の頭と体を丁寧に洗って、湯船に浸からせ、自分も体を洗って一緒にお湯に浸かった

脱衣場に移動して私の体を拭いてパジャマを着せて、頭まで乾かしてくれた

そして、私は相川くんに抱き締められて、ぐっすりと眠った
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