可愛げのない彼女と爽やかな彼氏
「まあ、一緒にお風呂入るのは初めてじゃないけど……」
一人で呟きながら私も脱衣場へ行って服を脱ぎ、引き戸を開けると、相川くんは湯船に浸かって景色を眺めていた
私もゆっくり湯船に浸かって、相川くんの隣に座って、景色を見て、感嘆の声を上げた
「なんか、森林浴しながら温泉に入ってるって、凄く贅沢だね。よく見つけたね。この旅館」
「何年か前に仕事の関係でここに来て、ここなら奈南美さん癒されるかなって思ったんだ。時間が経つのも忘れて疲れなんか吹っ飛ぶかなって……」
「そう……」
私がまた景色に見とれていると、相川くんに腕を引かれ、私を後ろから抱き締めるような体勢でぎゅっとされた
「奈南美さん、やっぱり痩せたね」
「え?」
「元々細いのに、見た目でも分かるくらい痩せていくから心配してたんだ」
「最近忙しかったかったからね」
相川くんがうなじにキスを落とす
そして更に強く抱き締めた
「今日の夜、抱いていいよね?」
え?と後ろを向くと、啄むようにキスをされた
ここ最近、相川くんとはしていなかった
多分、私が疲れ果てていたから相川くんが気を使ってくれていたんだと思う
「我慢させてた、よね?」
「してたけど。熟睡してる奈南美さん襲うわけにはいかないしね」
相川くんが苦笑してるのが分かる
私は後ろを向いて、相川くんに抱きついた
「ありがとう。大事にしてくれて」
「奈南美さん」
「今日の夜、抱いてくれますか?」
相川くんは強く抱き締めてくれた
「もちろん、そうさせてもらいます」
「ねえ?」
「何?」
「お腹に固いのが当たってるけど?」
相川くんは、ははっと声を上げて笑った
私もつられて笑う
「好きな女に抱きつかれて、『抱いてくれますか?』って言われて反応しない男がいたら、教えてほしいよ」
お互い軽く笑って、キスをした
私はまた背中を相川くんに預けて、大きく息を吐いた
相川くんもまた私を後ろから抱き締めてくれる
「本当、気持ち良いね。1泊だけって勿体無いなぁ」
「じゃ次は2泊ぐらいする?でも、違う宿の方がいいかな」
「ううん。ここがいい」
「え?」
驚く相川くんを感じながら、私は後ろ頭を相川くんの肩に預ける
「だって、相川くんが私の事を思って連れて来てくれたから、1回だけなんて勿体無い」
そう言って、私は相川くんの顎の下にキスをした
相川くんがふっと笑って、私の額に自分の頬をあてる
「じゃ、またここに来よう。2人で」
「うん。2人で」
そうしてしばらく2人でじゃれあって温泉に浸かっていたけど、さすがにのぼせそうになって、上がることにした
お風呂から上がって、浴衣を着てお喋りしていると、料理が運ばれてきて、ゆっくりと堪能した
1口食べる度に私が感嘆の声をあげるので、相川くんは可笑しそうに笑っていたけど、嬉しそうだった
私もそんな彼の顔を見るのが嬉しくて笑った
料理が下げられると、相川くんは私を抱き上げてベットと運んで、私の上に乗ってきてキスをする
ひとしきりキスをした後、忘れてたと呟いて、相川くんはカバンを漁る
何かを持って戻って来ると私にそれを見せた
「今日は何個使うかな?」
そう言ってニヤッと笑う相川くんの手には、コンドームの箱
中身を枕元にパラパラと投げると、相川くんは再び私に乗ってきた
私は相川くんに抱きついて耳元で囁く
「好きなだけどうぞ?」
ははっと笑って、相川くんは浴衣の胸元から手を滑りこませてこう言った
「じゃ遠慮なく」
そうして、私は快感の波に呑まれた
一人で呟きながら私も脱衣場へ行って服を脱ぎ、引き戸を開けると、相川くんは湯船に浸かって景色を眺めていた
私もゆっくり湯船に浸かって、相川くんの隣に座って、景色を見て、感嘆の声を上げた
「なんか、森林浴しながら温泉に入ってるって、凄く贅沢だね。よく見つけたね。この旅館」
「何年か前に仕事の関係でここに来て、ここなら奈南美さん癒されるかなって思ったんだ。時間が経つのも忘れて疲れなんか吹っ飛ぶかなって……」
「そう……」
私がまた景色に見とれていると、相川くんに腕を引かれ、私を後ろから抱き締めるような体勢でぎゅっとされた
「奈南美さん、やっぱり痩せたね」
「え?」
「元々細いのに、見た目でも分かるくらい痩せていくから心配してたんだ」
「最近忙しかったかったからね」
相川くんがうなじにキスを落とす
そして更に強く抱き締めた
「今日の夜、抱いていいよね?」
え?と後ろを向くと、啄むようにキスをされた
ここ最近、相川くんとはしていなかった
多分、私が疲れ果てていたから相川くんが気を使ってくれていたんだと思う
「我慢させてた、よね?」
「してたけど。熟睡してる奈南美さん襲うわけにはいかないしね」
相川くんが苦笑してるのが分かる
私は後ろを向いて、相川くんに抱きついた
「ありがとう。大事にしてくれて」
「奈南美さん」
「今日の夜、抱いてくれますか?」
相川くんは強く抱き締めてくれた
「もちろん、そうさせてもらいます」
「ねえ?」
「何?」
「お腹に固いのが当たってるけど?」
相川くんは、ははっと声を上げて笑った
私もつられて笑う
「好きな女に抱きつかれて、『抱いてくれますか?』って言われて反応しない男がいたら、教えてほしいよ」
お互い軽く笑って、キスをした
私はまた背中を相川くんに預けて、大きく息を吐いた
相川くんもまた私を後ろから抱き締めてくれる
「本当、気持ち良いね。1泊だけって勿体無いなぁ」
「じゃ次は2泊ぐらいする?でも、違う宿の方がいいかな」
「ううん。ここがいい」
「え?」
驚く相川くんを感じながら、私は後ろ頭を相川くんの肩に預ける
「だって、相川くんが私の事を思って連れて来てくれたから、1回だけなんて勿体無い」
そう言って、私は相川くんの顎の下にキスをした
相川くんがふっと笑って、私の額に自分の頬をあてる
「じゃ、またここに来よう。2人で」
「うん。2人で」
そうしてしばらく2人でじゃれあって温泉に浸かっていたけど、さすがにのぼせそうになって、上がることにした
お風呂から上がって、浴衣を着てお喋りしていると、料理が運ばれてきて、ゆっくりと堪能した
1口食べる度に私が感嘆の声をあげるので、相川くんは可笑しそうに笑っていたけど、嬉しそうだった
私もそんな彼の顔を見るのが嬉しくて笑った
料理が下げられると、相川くんは私を抱き上げてベットと運んで、私の上に乗ってきてキスをする
ひとしきりキスをした後、忘れてたと呟いて、相川くんはカバンを漁る
何かを持って戻って来ると私にそれを見せた
「今日は何個使うかな?」
そう言ってニヤッと笑う相川くんの手には、コンドームの箱
中身を枕元にパラパラと投げると、相川くんは再び私に乗ってきた
私は相川くんに抱きついて耳元で囁く
「好きなだけどうぞ?」
ははっと笑って、相川くんは浴衣の胸元から手を滑りこませてこう言った
「じゃ遠慮なく」
そうして、私は快感の波に呑まれた