可愛げのない彼女と爽やかな彼氏
次の日の朝、彼女にプロポーズした
彼女は受けてくれた
泣かしてしまったけど、こんな涙ならどっかの誰かさんにも許してもらえるだろうと思って、彼女が泣き止むまで、ずっと抱き締めていた
「あ~あ、お店見て帰りたかったのに……」
そう言って助手席で口を尖らせる彼女を見て吹き出した
「今度ゆっくり来たときに行けばいいよ」
「誰のせいだと思ってるの?」
「だって、しょうがないよ。奈南美さんが可愛いかったから。結局、コンドームも半分くらい……痛いな!」
自分の言葉を遮って、彼女がバシッと自分の腕を叩いた
「運転中なんだけど?」
「相川くんが変な事言うからよ」
「だって事実だし……分かったからもう叩くなって」
彼女が怒るのは無理もない
昨夜、自分が彼女を気を失うまで抱いた結果、彼女の腰が立たなくなってしまい、今日は旅館の近くのお店に行こうと言っていたのに行けなくなったから
「もう、知らない!」
プイッと外を向く彼女を可愛いなあと思いながら、目的地へと向かった
「相川くん?」
「はい?」
「どこに行ってるの?家の方向と違うよ?」
「うん、ちょっと行きたいところがあるから、付き合ってくれる?」
首を傾げている彼女をよそに、車を駐車場に止め、彼女の手を取り向かったのは、誰もが知ってる宝飾品店
驚いている彼女を敢えて無視して、近付いてきた店員にこう言った
「エンゲージリングはどこですか?」
店員は笑顔で案内してくれて、色々と薦めてくる
呆然としている彼女に、自分も彼女に似合いそうなリングを彼女の指に嵌めてみたりした
「相川くん……」
「ん?」
「ありがとう」
「どういたしまして」
それから彼女が気に入った指輪を購入して、後日受け取ることにした
そして今、彼女の左の薬指にはその指輪がいつも嵌められている
それは、彼女が自分のものだという証であると同時に、自分に対しての決意の表れでもあった
彼女の母親と会って話をしなければいけないと……
彼女から母親の事を聞き出すことは不可能だろうから、自分で探さなければいけないと思っていた
だがそれは、近いうちに実現することになる
彼女は受けてくれた
泣かしてしまったけど、こんな涙ならどっかの誰かさんにも許してもらえるだろうと思って、彼女が泣き止むまで、ずっと抱き締めていた
「あ~あ、お店見て帰りたかったのに……」
そう言って助手席で口を尖らせる彼女を見て吹き出した
「今度ゆっくり来たときに行けばいいよ」
「誰のせいだと思ってるの?」
「だって、しょうがないよ。奈南美さんが可愛いかったから。結局、コンドームも半分くらい……痛いな!」
自分の言葉を遮って、彼女がバシッと自分の腕を叩いた
「運転中なんだけど?」
「相川くんが変な事言うからよ」
「だって事実だし……分かったからもう叩くなって」
彼女が怒るのは無理もない
昨夜、自分が彼女を気を失うまで抱いた結果、彼女の腰が立たなくなってしまい、今日は旅館の近くのお店に行こうと言っていたのに行けなくなったから
「もう、知らない!」
プイッと外を向く彼女を可愛いなあと思いながら、目的地へと向かった
「相川くん?」
「はい?」
「どこに行ってるの?家の方向と違うよ?」
「うん、ちょっと行きたいところがあるから、付き合ってくれる?」
首を傾げている彼女をよそに、車を駐車場に止め、彼女の手を取り向かったのは、誰もが知ってる宝飾品店
驚いている彼女を敢えて無視して、近付いてきた店員にこう言った
「エンゲージリングはどこですか?」
店員は笑顔で案内してくれて、色々と薦めてくる
呆然としている彼女に、自分も彼女に似合いそうなリングを彼女の指に嵌めてみたりした
「相川くん……」
「ん?」
「ありがとう」
「どういたしまして」
それから彼女が気に入った指輪を購入して、後日受け取ることにした
そして今、彼女の左の薬指にはその指輪がいつも嵌められている
それは、彼女が自分のものだという証であると同時に、自分に対しての決意の表れでもあった
彼女の母親と会って話をしなければいけないと……
彼女から母親の事を聞き出すことは不可能だろうから、自分で探さなければいけないと思っていた
だがそれは、近いうちに実現することになる