可愛げのない彼女と爽やかな彼氏
これからの事
しばらく相川くんと母と3人で楽しく話していたが、母は仕事に戻らないといけないらしく、笠井さんが申し訳なさそうに部屋に入ってきた
すると相川くんが封筒を母に差し出した
「お義母さん、これ。結婚式の招待状です」
「行っても、いいの?」
「当たり前じゃないですか」
でも……とまだ躊躇っている母に苦笑しながら、笠井さんが言った
「大丈夫ですよ。首に縄つけてでも社長を式場まで連れて行きますから」
その物言いにみんな笑った
「それじゃ、お義母さん。また来ます」
「ありがとう、相川さん。あ、相川さんのご家族にご挨拶したいんだけど……」
「はい。近いうちにそうします」
「よろしくお願いします。それと、奈南美?」
「何?お母さん」
母が『shindo』の化粧品一式2セットを渡してきた
「これ、何?」
「よかったら使ってちょうだい。もう1つはあなたのお友達、祥子さん?だったかしら?あのパーティーに来てた可愛らしい人」
「うん、祥ちゃん?」
「そう。祥子さんにも渡してほしいの。あの時お世話になったから」
「祥ちゃんに?」
私が訳が分からないと首を傾げていると、母はいいからと強引に化粧品を私に持たせた
そして私の顔を撫でてにっこり笑って言った
「あなたの花嫁姿、楽しみにしてる。風邪ひかないようにね」
「うん。ありがとう。じゃ行くね」
そうして私達は母の会社を後にした
「よかったね奈南美さん」
「うん。ありがとね、相川くん。今日の為に色々してくれてたんでしょ?」
「まあね。でも志賀崎さんに最初にアタックしてくれたのは吉田社長だよ」
「え?社長?」
「じゃないと、志賀崎グループの当主が会ってくれると思う?俺みたいなただのサラリーマンと」
「まあ、確かに」
「今度社長にお礼を言わないとね」
「え〜、なんか嫌だ」
「どうして?」
「社長に借りを作ったみたいで、なんか悔しい……」
相川くんは、ははっと笑って運転しながら私の頭を撫でてくれた
「あ、祥ちゃんに化粧品渡さなきゃ。今からちょっと寄ってみようか?」
「いや、週明けにでも俺から皆川部長に渡しとくよ」
「え?何で」
相川くんを見ると、ちょっと照れながら言った
「せっかくの3連休だから、いつか行った旅館を2泊で予約したんだ。奈南美さん、また来たいって行ってたでしょ?」
「いつか行った旅館って、あのレトロでおしゃれな?」
「うん。そうだよ」
それは、私が秘書室に異動になって疲れ切っていた時に相川くんが内緒で連れて行ってくれた旅館
その時初めて私は母のことを相川くんに話して、相川くんがプロポーズしてくれた場所
「相川くん……」
「日曜日まで、そこでゆっくり過ごそう?奈南美さん」
「うん、ありがと……」
私が嬉しくて涙ぐんでいると、相川くんがとんでもないことを言ってきた
「ああでも、寝かせてあげられないかも。俺、溜まってるから」
私がびっくりして口をパクパクさせていると、相川くんが声をだして笑った
私もそんな相川くんを見てつられて笑った
この人とこれからずっと、こんな風に一緒に生きて行くんだと思ったら、幸せだなと思った
あれから家に戻り荷造りをして旅館に向かい、チェックインして2人で部屋付きの露天風呂に入り、美味しい夕食を食べたと思ったら、相川くんは私をベッドに連れて行き快感を与え続けている
相川くんがコンドームに手を伸ばした時、私はそれを止めた
相川くんがコンドームに手を伸ばそうとしていたので、私はそれを止めた
「奈南美?」
「いいから。それ、いらないから……」
「奈南美、いいの?」
「うん」
相川くんは嬉しそうに笑うと、何度も私の中で達した
私もそれを受け止めるのが嬉しくて、幸せで、知らずに涙が溢れた
「奈南美?どうしたの?」
心配そうに私を見る相川くんに大丈夫と言って微笑んだ
「幸せよ?健次」
「奈南美……」
「ありがとう。私も健次のこと幸せにするからね?」
相川くんは、にっこり笑ってキスをした
唇が触れるくらいの啄ばむようなキスを何回も
そうしてお互いを見つめて笑いあった
それから汗を流そうとまた温泉に2人で入った
私を後ろから抱きかかえるようにして、湯船に浸かる
すると相川くんが封筒を母に差し出した
「お義母さん、これ。結婚式の招待状です」
「行っても、いいの?」
「当たり前じゃないですか」
でも……とまだ躊躇っている母に苦笑しながら、笠井さんが言った
「大丈夫ですよ。首に縄つけてでも社長を式場まで連れて行きますから」
その物言いにみんな笑った
「それじゃ、お義母さん。また来ます」
「ありがとう、相川さん。あ、相川さんのご家族にご挨拶したいんだけど……」
「はい。近いうちにそうします」
「よろしくお願いします。それと、奈南美?」
「何?お母さん」
母が『shindo』の化粧品一式2セットを渡してきた
「これ、何?」
「よかったら使ってちょうだい。もう1つはあなたのお友達、祥子さん?だったかしら?あのパーティーに来てた可愛らしい人」
「うん、祥ちゃん?」
「そう。祥子さんにも渡してほしいの。あの時お世話になったから」
「祥ちゃんに?」
私が訳が分からないと首を傾げていると、母はいいからと強引に化粧品を私に持たせた
そして私の顔を撫でてにっこり笑って言った
「あなたの花嫁姿、楽しみにしてる。風邪ひかないようにね」
「うん。ありがとう。じゃ行くね」
そうして私達は母の会社を後にした
「よかったね奈南美さん」
「うん。ありがとね、相川くん。今日の為に色々してくれてたんでしょ?」
「まあね。でも志賀崎さんに最初にアタックしてくれたのは吉田社長だよ」
「え?社長?」
「じゃないと、志賀崎グループの当主が会ってくれると思う?俺みたいなただのサラリーマンと」
「まあ、確かに」
「今度社長にお礼を言わないとね」
「え〜、なんか嫌だ」
「どうして?」
「社長に借りを作ったみたいで、なんか悔しい……」
相川くんは、ははっと笑って運転しながら私の頭を撫でてくれた
「あ、祥ちゃんに化粧品渡さなきゃ。今からちょっと寄ってみようか?」
「いや、週明けにでも俺から皆川部長に渡しとくよ」
「え?何で」
相川くんを見ると、ちょっと照れながら言った
「せっかくの3連休だから、いつか行った旅館を2泊で予約したんだ。奈南美さん、また来たいって行ってたでしょ?」
「いつか行った旅館って、あのレトロでおしゃれな?」
「うん。そうだよ」
それは、私が秘書室に異動になって疲れ切っていた時に相川くんが内緒で連れて行ってくれた旅館
その時初めて私は母のことを相川くんに話して、相川くんがプロポーズしてくれた場所
「相川くん……」
「日曜日まで、そこでゆっくり過ごそう?奈南美さん」
「うん、ありがと……」
私が嬉しくて涙ぐんでいると、相川くんがとんでもないことを言ってきた
「ああでも、寝かせてあげられないかも。俺、溜まってるから」
私がびっくりして口をパクパクさせていると、相川くんが声をだして笑った
私もそんな相川くんを見てつられて笑った
この人とこれからずっと、こんな風に一緒に生きて行くんだと思ったら、幸せだなと思った
あれから家に戻り荷造りをして旅館に向かい、チェックインして2人で部屋付きの露天風呂に入り、美味しい夕食を食べたと思ったら、相川くんは私をベッドに連れて行き快感を与え続けている
相川くんがコンドームに手を伸ばした時、私はそれを止めた
相川くんがコンドームに手を伸ばそうとしていたので、私はそれを止めた
「奈南美?」
「いいから。それ、いらないから……」
「奈南美、いいの?」
「うん」
相川くんは嬉しそうに笑うと、何度も私の中で達した
私もそれを受け止めるのが嬉しくて、幸せで、知らずに涙が溢れた
「奈南美?どうしたの?」
心配そうに私を見る相川くんに大丈夫と言って微笑んだ
「幸せよ?健次」
「奈南美……」
「ありがとう。私も健次のこと幸せにするからね?」
相川くんは、にっこり笑ってキスをした
唇が触れるくらいの啄ばむようなキスを何回も
そうしてお互いを見つめて笑いあった
それから汗を流そうとまた温泉に2人で入った
私を後ろから抱きかかえるようにして、湯船に浸かる