彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)
90日目
新緑の緑がまぶしい季節 春から夏に季節はうつっていく 気持ちはどんどん大きくなるばかり
いつものように仕事から帰ると日中に部屋に篭った熱を解放するために窓を開けた。
これと言った出来事もないままに季節はすでに夏に向かっている。
主任と一緒の外回りは仕事の状況を見て、月に一、二度という頻度で同行している。
夕方のコーヒータイムも主任がいればコーヒーをいれているけど、もう7月で熱いコーヒーを出すのもためらわれる。
そんな毎日の繰り返し。
平日に毎日会える主任。
月に数回とはいえ同行して一緒にいる時間も増えている。
だからそんな毎日の中でも少しずつ私の気持ちだけは育っていってしまっている。
日中は会社にほぼいないのが救いと言えば救い。
一日中間近で仕事をするなんてまた一年前のように緊張して失敗してしまう。
正しくは一年前とは違う気持ちだけど、緊張はその上を行くと思う。
外回り同行の時は朔也さんのお店でランチというのが当たり前になっている。
朔也さんの前でだけ見られる少し子供っぽい主任の姿に、さらに胸の鼓動を抑えるのに必死で。
そして明日は外回り同行予定。
嬉しいけど、緊張する。
並んで歩く時の近い距離や、運転する主任のその横顔にドキドキを押さえられるのかな。
ハァー
部屋の中に夜の少しひんやりした空気が入ったのを確認すると窓を閉めた。
「とりあえずシャワー浴びよ」
だんだんと季節が夏に近づくにつれてお湯を溜める回数も減っている。
暑いからっていうよりもお風呂で考えちゃうと堂々巡りを繰り返すだけだから。
主任とどうこうなるだなんて恐れ多いし、ましてやどこに住んでるかわからないジュンさんとなんてもっと非現実的。
だから日々勝手に育っていってしまうこの気持ちをもてあまし気味。
これ以上どちらにも踏み込めず、かといって気持ちをとめられずにいるから。
そこまで考えて、
「あーもう。シャワー浴びてサッパリしよう」
もう一度口に出して頭の中の考えをすみに追いやった。
これと言った出来事もないままに季節はすでに夏に向かっている。
主任と一緒の外回りは仕事の状況を見て、月に一、二度という頻度で同行している。
夕方のコーヒータイムも主任がいればコーヒーをいれているけど、もう7月で熱いコーヒーを出すのもためらわれる。
そんな毎日の繰り返し。
平日に毎日会える主任。
月に数回とはいえ同行して一緒にいる時間も増えている。
だからそんな毎日の中でも少しずつ私の気持ちだけは育っていってしまっている。
日中は会社にほぼいないのが救いと言えば救い。
一日中間近で仕事をするなんてまた一年前のように緊張して失敗してしまう。
正しくは一年前とは違う気持ちだけど、緊張はその上を行くと思う。
外回り同行の時は朔也さんのお店でランチというのが当たり前になっている。
朔也さんの前でだけ見られる少し子供っぽい主任の姿に、さらに胸の鼓動を抑えるのに必死で。
そして明日は外回り同行予定。
嬉しいけど、緊張する。
並んで歩く時の近い距離や、運転する主任のその横顔にドキドキを押さえられるのかな。
ハァー
部屋の中に夜の少しひんやりした空気が入ったのを確認すると窓を閉めた。
「とりあえずシャワー浴びよ」
だんだんと季節が夏に近づくにつれてお湯を溜める回数も減っている。
暑いからっていうよりもお風呂で考えちゃうと堂々巡りを繰り返すだけだから。
主任とどうこうなるだなんて恐れ多いし、ましてやどこに住んでるかわからないジュンさんとなんてもっと非現実的。
だから日々勝手に育っていってしまうこの気持ちをもてあまし気味。
これ以上どちらにも踏み込めず、かといって気持ちをとめられずにいるから。
そこまで考えて、
「あーもう。シャワー浴びてサッパリしよう」
もう一度口に出して頭の中の考えをすみに追いやった。