彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)
すべての片づけを終えてほっと一息。


「2時か」


朝から動いてて
緊張も解けて
おなかも一杯で


眠いかも……


そのままソファに横になって目を閉じた。


*****



目が覚めると外は暗くなり始めている。
時計を確認すれば6時過ぎ。
3時間も昼寝とか、けっこう本気で寝ていたらしい。


夕飯の時間だけど寝ていただけだからか全くおなかがすいていない。


「とりあえずゲームするかぁ」


一人暮らしってなんて自由でなんて怠惰なんだろう。
人によってはきっちりしてるのかもしれないけど、私は……


「今日こそ100になんないとっ」


《ログイン完了です》



フトモモ天使: こんばんは^^

jun: ばん

フトモモ天使: あれ?他は中身なしですか?

jin: たぶん、メシ

フトモモ天使: なるほど



そうだよね。
普通ならご飯時間。
一度ログアウトしてる人もいるし、放置でご飯食べにいってる人もいる。



フトモモ天使: ジュンさんはご飯食べました?

jun: ん?昼、遅かったから

フトモモ天使: そうですか^^

jun: モモは?

フトモモ天使: まだお腹すいてないので、ちょっとやろうかと



まさか、さっきまで昼寝してましたなんて、さすがに恥ずかしくていえない。
実際、お腹もまだあんまりすいてはいないし。



jun: ふむ

フトモモ天使: 皆さんに応援してもらっているので、できたら100になりたいなって

jun: まぁ無理すんな



あれ?
ジュンさんならガンバレって言ってくれるかと思ったのに。
なんだか調子狂う。
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