彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)
《ログイン完了です》



フトモモ天使: こんばんは^^

雪姫: (〃´・ω)ノ コンバンハ♪



あれ?今日は雪姫さんだけ?かな?



フトモモ天使: 今日は人少ないですねー

雪姫: まだピーク時間じゃないしね^^



そうだった。
でも、なんかちょっとチャンスかも。



フトモモ天使: 雪姫さん!お願いが!

雪姫: どうしたの?

フトモモ天使: 私に恋レベルの上げ方教えてください!

雪姫: 恋、レベル?



あ、ちょっといきなりだった?
でも今二人っきりだしチャンスだよね?



フトモモ天使: ・・・はい

雪姫: なんかあった?



♪~ピロン~


その音とともにPTに召集されて、PTチャットで話し始めてくれる雪姫さん。
今誰もいないとはいえ、いつ誰がログインしてくるかわからないから気を使ってくれたのかな。


雪姫: なんかあった?

フトモモ天使: どうしたらそれっぽい雰囲気になるんでしょうか?

雪姫: それっぽい雰囲気?あぁなんか恋愛になる雰囲気ね^^

フトモモ天使: ゲームだったら経験値ためればレベルあがるけど、恋のレベルは経験値見えないじゃないですか!だから!

雪姫: そのレベルの上げ方はわかんないなぁ。だって恋愛は二人で作っていくものでしょう?だからモモちゃんが一人で頑張ってもダメだと思うよ?



恋愛は二人で作っていくものかぁ
そうだよね……



フトモモ天使: そう、ですか・・・

雪姫: でも。モモちゃんが恋レベルあげたいって思う人がいるんだ^^



さすがにこんな言い方したら雪姫さんも気づくよね。



フトモモ天使: う。そう、なんですけど。その人はすごく大人で私は子供で。

雪姫: それはモモちゃんが思ってるだけかもしれないよ?ちゃんと聞いてみた?

フトモモ天使: あ、でも全然そんな関係じゃないんですけど

雪姫: メールだったらいつでもしてくれてもいいよ?

フトモモ天使: !!!!!



すぐさまアドレスを教えてメールのやり取りをする。
とりあえず今日の目標は達成。
とたんにまた眠気が襲ってくる。



フトモモ天使: 今日はちょっと睡眠不足なんで寝ますね^^;

雪姫: おやすみ~



うわ。私、いつになったら100になれるんだろ。
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