彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)
月一ディナーと秋の夜
秋って夜が長い 日暮れ頃の約束 でも夏より早い時間になって 一緒にいる時間も長くなる
季節は秋になり、そろそろ上着も欲しくなってくる頃。
「望亜奈さ~ん」
「どうしたの?桃ちゃん」
「スーツってどういうの買っていいかわかんないんですけど…」
月に一度は外回りに行くことが日常になり、とうとうスーツが必要な季節に。
だけどリクルートスーツ以来買ってないから、望亜奈さんに聞いてみる。
「一緒に見に行こうか?」
「お願いします!」
望亜奈さんお勧めのお店でスーツを見立ててもらう。
うちにくる前は大手企業の受付にいた二歳上の望亜奈さんはこういうときにも頼りになる存在。
「桃ちゃんに合うのが見つかってよかったね」
「望亜奈さんに見てもらって良かったです。私、こういうのってよくわからなくて」
「時期が良かったね。これだと大体のシーズン着れるしね」
見立ててもらったのは綺麗め女子スーツ。しかも私が着ても大人に見える素敵仕様。
小さいから幼く見えがちで今まで大人っぽいアイテムは敬遠してた。
だから望亜奈さんがそのスーツを選んだときに無理って思ったけど……
「桃ちゃんも色やデザインで大人女子になれるんだから」
「はい、自分でもびっくりしました」
「主任にも桃ちゃんの大人の魅力見せつけないとね」
望亜奈さんはそう言ったけど、大人の主任の隣に並んでも見劣りしないようになるかな?
お似合いに見えるようになりたいなんて言わない。
せめて年相応に見えて欲しい。
「……大人の魅力は無理そうですけど」
「ヘアメイクも今度教えてあげるからね」
望亜奈さんの普段のメイクを思い出して返事を躊躇していたら、
「大丈夫よぉ、桃ちゃんに似合うメイクにするから~」
「はぁ……」
「今度お泊まり合宿で大人女子コーデ講座開催ね」
「それ、楽しそうですね」
望亜奈さんのおかげで秋からの私は少し大人に変身できるかも?
「望亜奈さ~ん」
「どうしたの?桃ちゃん」
「スーツってどういうの買っていいかわかんないんですけど…」
月に一度は外回りに行くことが日常になり、とうとうスーツが必要な季節に。
だけどリクルートスーツ以来買ってないから、望亜奈さんに聞いてみる。
「一緒に見に行こうか?」
「お願いします!」
望亜奈さんお勧めのお店でスーツを見立ててもらう。
うちにくる前は大手企業の受付にいた二歳上の望亜奈さんはこういうときにも頼りになる存在。
「桃ちゃんに合うのが見つかってよかったね」
「望亜奈さんに見てもらって良かったです。私、こういうのってよくわからなくて」
「時期が良かったね。これだと大体のシーズン着れるしね」
見立ててもらったのは綺麗め女子スーツ。しかも私が着ても大人に見える素敵仕様。
小さいから幼く見えがちで今まで大人っぽいアイテムは敬遠してた。
だから望亜奈さんがそのスーツを選んだときに無理って思ったけど……
「桃ちゃんも色やデザインで大人女子になれるんだから」
「はい、自分でもびっくりしました」
「主任にも桃ちゃんの大人の魅力見せつけないとね」
望亜奈さんはそう言ったけど、大人の主任の隣に並んでも見劣りしないようになるかな?
お似合いに見えるようになりたいなんて言わない。
せめて年相応に見えて欲しい。
「……大人の魅力は無理そうですけど」
「ヘアメイクも今度教えてあげるからね」
望亜奈さんの普段のメイクを思い出して返事を躊躇していたら、
「大丈夫よぉ、桃ちゃんに似合うメイクにするから~」
「はぁ……」
「今度お泊まり合宿で大人女子コーデ講座開催ね」
「それ、楽しそうですね」
望亜奈さんのおかげで秋からの私は少し大人に変身できるかも?