彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)
朔也さんがせっかく教えてくれたクリスマスディナーだけど、今年のカレンダーでは金土日。
恋人たちにとっては素敵な並びに見えるだろうけど、私にとっては……。
「元来クリスマスは家族と祝うものです。日本の風習はどこで間違えたんだか……」
そうあきれ気味に言う主任に、私は強く言う。
「そうですよっ。クリスマスは家族と過ごす日ですよね?」
主任は少し驚いて目を見開いたけれど、すぐにまた目を伏せて
「そう、大切な人と過ごす日です」
やっぱり。
主任はクリスマスなんて興味ないって感じで、その瞬間に私のクリスマスディナーの夢は破れた。
大体、主任とクリスマスを一緒に過ごせるなんて事あるわけないのに。
月イチのディナーをいつの間にか当たり前のように思っていて、十二月もいつものように一緒に行けるなんて思い上がりもいいとこ。
家族と過ごす日だっていったあと、主任は大切な人と過ごす日だって言い換えた。
主任だって大切な人と過ごしたいって思ってるはず。
そう、主任はきっと大切な人と過ごすんだ。
私ってほんとおバカ。
悲しい気持ちになったけど、ともかく外回りだけは集中しないと。
仕事。仕事。
恋人たちにとっては素敵な並びに見えるだろうけど、私にとっては……。
「元来クリスマスは家族と祝うものです。日本の風習はどこで間違えたんだか……」
そうあきれ気味に言う主任に、私は強く言う。
「そうですよっ。クリスマスは家族と過ごす日ですよね?」
主任は少し驚いて目を見開いたけれど、すぐにまた目を伏せて
「そう、大切な人と過ごす日です」
やっぱり。
主任はクリスマスなんて興味ないって感じで、その瞬間に私のクリスマスディナーの夢は破れた。
大体、主任とクリスマスを一緒に過ごせるなんて事あるわけないのに。
月イチのディナーをいつの間にか当たり前のように思っていて、十二月もいつものように一緒に行けるなんて思い上がりもいいとこ。
家族と過ごす日だっていったあと、主任は大切な人と過ごす日だって言い換えた。
主任だって大切な人と過ごしたいって思ってるはず。
そう、主任はきっと大切な人と過ごすんだ。
私ってほんとおバカ。
悲しい気持ちになったけど、ともかく外回りだけは集中しないと。
仕事。仕事。