彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)
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「それで?お正月はゆっくりできたの?」
「家でおいしいもの一杯食べてきました」
「それで?」
そんな話じゃ騙されないとばかりにもう一度同じセリフで聞いてくる望亜奈さん。
お正月休みも終わって、久しぶりにランチを一緒に食べながらまたもや尋問され中の私。
「えーっと。初日の出を見に行きました」
「誰と?」
「……主任と」
「二人で?!」
「……二人で」
キャー
大興奮の望亜奈さん。
かなりうるさいです。
っていうか恥ずかしいです。
周り見てるから静かにお願いします
「それで?それで?」
「それでって?日の出見て帰ってきましたよ?」
「まさかそれだけじゃないでしょうね?」
それ以外何があるんでしょうか?
「それだけですけど?」
「なんかこう、ないの?色っぽいこととか!」
色っぽいこと?
またそっち系の話し、ですか?
「車の中でチューされた!とか、抱きしめられた!とか」
そんなはことはあるわけがない。
……けど
一瞬にして思い出された手を繋がれたときのこと。
理由はどうであれ、色っぽいことだよね?
「迷子防止で手を繋いでくれましたけど?」
「……主任もやるねー」
やる?
何を?
「それで?」
「それだけ、です」
「は?」
は?じゃないです
それ以上のことなんて何にもないです。
だってただの迷子防止ですから
「だから、それだけですって」
「……桃ちゃん。」
「はい?」
「そろそろさ、もうちょっと進んでみようよ?」
進む?
何を?
「来月はバレンタインあるでしょ?だから、ね?」
だからね?
どうしろと?
「えっと?」
「言っちゃえばいいじゃん」
言うって?
バレンタインに言うっていえば……
むりむりむりむり
「無理です!私も皆さんと一緒の義理チョコ軍団に混ぜてください」
「やだ」
へ?
やだってなんでですか、それ
「もうさ、覚悟決めちゃいなよ。桃ちゃん」
そんな覚悟は決めたくないです
「今時、女子から言うのなんて普通よ?大体、あの主任が甘い言葉を囁くとは思えないし」
それは、わかります。
あの口から出るなんてことはないと思います。
「それで?お正月はゆっくりできたの?」
「家でおいしいもの一杯食べてきました」
「それで?」
そんな話じゃ騙されないとばかりにもう一度同じセリフで聞いてくる望亜奈さん。
お正月休みも終わって、久しぶりにランチを一緒に食べながらまたもや尋問され中の私。
「えーっと。初日の出を見に行きました」
「誰と?」
「……主任と」
「二人で?!」
「……二人で」
キャー
大興奮の望亜奈さん。
かなりうるさいです。
っていうか恥ずかしいです。
周り見てるから静かにお願いします
「それで?それで?」
「それでって?日の出見て帰ってきましたよ?」
「まさかそれだけじゃないでしょうね?」
それ以外何があるんでしょうか?
「それだけですけど?」
「なんかこう、ないの?色っぽいこととか!」
色っぽいこと?
またそっち系の話し、ですか?
「車の中でチューされた!とか、抱きしめられた!とか」
そんなはことはあるわけがない。
……けど
一瞬にして思い出された手を繋がれたときのこと。
理由はどうであれ、色っぽいことだよね?
「迷子防止で手を繋いでくれましたけど?」
「……主任もやるねー」
やる?
何を?
「それで?」
「それだけ、です」
「は?」
は?じゃないです
それ以上のことなんて何にもないです。
だってただの迷子防止ですから
「だから、それだけですって」
「……桃ちゃん。」
「はい?」
「そろそろさ、もうちょっと進んでみようよ?」
進む?
何を?
「来月はバレンタインあるでしょ?だから、ね?」
だからね?
どうしろと?
「えっと?」
「言っちゃえばいいじゃん」
言うって?
バレンタインに言うっていえば……
むりむりむりむり
「無理です!私も皆さんと一緒の義理チョコ軍団に混ぜてください」
「やだ」
へ?
やだってなんでですか、それ
「もうさ、覚悟決めちゃいなよ。桃ちゃん」
そんな覚悟は決めたくないです
「今時、女子から言うのなんて普通よ?大体、あの主任が甘い言葉を囁くとは思えないし」
それは、わかります。
あの口から出るなんてことはないと思います。