彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)
じっと睨んだままの潤兄。
蛇に睨まれたなんとかっていう感じの私。
そんな緊迫した空気をかえてくれたのは、
「おまたせしました」
すごい!
絶妙なタイミングで現れた朔也さん。
もしかして見てた?
それで今、登場してくれたのかな?
「今日はノンアルコールにしたからね?桃華ちゃん」
「あ。すみません。ありがとうございます」
「お料理もこれからお持ちしますので、どうぞごゆっくり」
丁寧に潤兄に挨拶すると朔也さんはまた厨房に戻っていった。
普段は飲み物を運んでくるなんてこと朔也さんしないのに。
アルコールゼロだからわざわざ教えてくれたのかな?
「あ、そうだ!潤にぃ」
「何?」
「これね。生チョコだから早めに食べて欲しいんだ」
「生チョコとか、結局買ったんだ……」
「違うよ!生チョコだって作れるんだよ?作れるって言っても溶かして混ぜて固めただけ、だけど」
「へー」
「けっこうおいしく出来たと思う」
「これ、その上司にもあげたんだ?」
「へ?あげないよ?」
だって生チョコなんて溶けちゃうもん。
私が一人で食べたのと潤兄の分だけ。だって潤兄。甘いの苦手だし。
「……ならいいけど」
何がいいのかわかんないけど。とりあえずなんか機嫌がちょっと直ったみたいの潤兄。
私だって料理(とはまだ言いがたいけど)作れるんだからっ
そこでお料理が来て食べ始めた私たち。
もちろん夢中で食べるから会話なんて、ない。
私の予想を遥かに超えたメニューで、大満足。
やっぱり朔也さんは天才!
こんな素敵な料理を毎日食べることが出来たらきっと幸せ。
実際は毎日なんて無理なんだけど。
「うまいな」
「潤にぃ、ありがと。本当にこんなにおいしい料理食べさせてくれて」
「桃が満足したんならいいんだよ」
クリスマスもバレンタインもこのお店にこれたことは純粋に嬉しい。
でも、やっぱり大切な日は大切な人ときたかったな。
「ごめ、ちょっと化粧室行ってくるね」
おもいっきり口紅だって取れちゃってるし、一応身だしなみはね。
席を立ち、化粧室に向かう途中でまた偶然朔也さんと会った。
蛇に睨まれたなんとかっていう感じの私。
そんな緊迫した空気をかえてくれたのは、
「おまたせしました」
すごい!
絶妙なタイミングで現れた朔也さん。
もしかして見てた?
それで今、登場してくれたのかな?
「今日はノンアルコールにしたからね?桃華ちゃん」
「あ。すみません。ありがとうございます」
「お料理もこれからお持ちしますので、どうぞごゆっくり」
丁寧に潤兄に挨拶すると朔也さんはまた厨房に戻っていった。
普段は飲み物を運んでくるなんてこと朔也さんしないのに。
アルコールゼロだからわざわざ教えてくれたのかな?
「あ、そうだ!潤にぃ」
「何?」
「これね。生チョコだから早めに食べて欲しいんだ」
「生チョコとか、結局買ったんだ……」
「違うよ!生チョコだって作れるんだよ?作れるって言っても溶かして混ぜて固めただけ、だけど」
「へー」
「けっこうおいしく出来たと思う」
「これ、その上司にもあげたんだ?」
「へ?あげないよ?」
だって生チョコなんて溶けちゃうもん。
私が一人で食べたのと潤兄の分だけ。だって潤兄。甘いの苦手だし。
「……ならいいけど」
何がいいのかわかんないけど。とりあえずなんか機嫌がちょっと直ったみたいの潤兄。
私だって料理(とはまだ言いがたいけど)作れるんだからっ
そこでお料理が来て食べ始めた私たち。
もちろん夢中で食べるから会話なんて、ない。
私の予想を遥かに超えたメニューで、大満足。
やっぱり朔也さんは天才!
こんな素敵な料理を毎日食べることが出来たらきっと幸せ。
実際は毎日なんて無理なんだけど。
「うまいな」
「潤にぃ、ありがと。本当にこんなにおいしい料理食べさせてくれて」
「桃が満足したんならいいんだよ」
クリスマスもバレンタインもこのお店にこれたことは純粋に嬉しい。
でも、やっぱり大切な日は大切な人ときたかったな。
「ごめ、ちょっと化粧室行ってくるね」
おもいっきり口紅だって取れちゃってるし、一応身だしなみはね。
席を立ち、化粧室に向かう途中でまた偶然朔也さんと会った。