彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)
家についてすることといえば、まずお風呂。
頭の中を整理するのには一番有効の場所。

ミルキーホワイトのお湯をすくって見つめる。
見てもただの白いお湯だなんだけど……
いつのまにかお湯はすべて流れ落ちていて、その手を組み合わせ、祈るようにして考える。


「ふぅー主任と水族館かぁ」


休日モードの主任に会うのも朔也さんのお店に一緒に行くのも久しぶり。
しかも水族館なんて素敵なオプションつきになっちゃってて。

嬉しいけどまるでデートみたいだよね……

デートなんて言ったら恐れ多いけども。
これからの忙しい時期、この約束があればすごい頑張れそう。






《ログイン完了です》


フトモモ天使: こんばんはー^^

雪姫: モモちゃんきたー

CUBE: 待ってたよーモモちゃん



雪姫さんとキューブさんに待たれるような約束したっけ?



雪姫: ホワイトデーイベの詳細出たよー

フトモモ天使: そうなんですか?!



そう発言すると慌てて公式HPを見にいく。
ホワイトデーイベントでもらえるのは生産の経験値。
私はクエスト以外では生産はしてないし、全く関係ない感じ。



フトモモ天使: なんかテンションあがらなかったです;;

雪姫: だよね。教えてあげようとしたらすでにいないんだもんw

CUBE: 私たちは頑張っちゃうイベだけど、モモちゃんもjunさんも興味なし、でしょう?

フトモモ天使: ですねー><

雪姫: 最近ジュンちゃんもあんまりこないしさー



そういえば、平日は全然見かけない。
休みの日も夜にちょっと見かけるぐらいだ。


フトモモ天使: 年度末だから忙しいんですかねー?

CUBE: かもね



きっとジュンさんもこのイベントなら参加しないだろうなぁ。

結局この日も雪姫さんたちとおしゃべりをしてログアウトした。


ふわぁ~、ねむ。
今日はこのまま寝よう。
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