彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)
改)7日目
《水曜日》 やっと週の半分 今日はゲームできるかな
「おはようございます」
昨日はお風呂タイムをたっぷり楽しみ、ゲームもしないで(ココ重要)寝たので、睡眠時間もたっぷり。
おかげですっきりと目覚めて、昨日の疲れもなく元気な朝。
事務所には主任の姿はなくて少しほっとした。
自分のデスクに行けば、すでに書類が積まれていて。
昨日あれから事務所にきてこの書類を準備したか、今日の朝早く出社して準備したか。
もちろん準備したのは主任しかいないわけだけど。
「桃ちゃん、おはよ♪」
ふいに後ろからご機嫌な様子で挨拶をしてきたのはもちろん望亜奈さん。
絶対こういう時の望亜奈さんは要注意だから、おそるおそる振り返りながら挨拶する。
「お、はようございます……」
今日はカジュアルな服装の望亜奈さん、合コンの日とそうじゃない日の差が激しいってば。
「桃ちゃん。来週なんだけど、いけるよね?」
「合コンだったら行きません!」
今回は強い調子で、言ってみる。
またこの間みたいに急に連れて行かれたりするのはさすがに。
「えーなんでよー。この前の埋め合わせするから♪」
「しばらく合コンは……」
だってお酒なんて全然飲めないし。
彼は欲しいけど、合コンでみつけるのはなんか違うような気もしてきた。
「じゃ、気が向いたら一緒に行こうね」
「はい。望亜奈さん、素敵な人見つけてくださいね」
あっさりと解放してくれたのはきっとまだ日にちに余裕があるから。
それと、望亜奈さんの合コンメンバーのストックは一杯いる。
その中でも早いうちに誘ってくれて、私と合わなそうな人たちの話は持ってこない。
だからこの前みたいなのは稀なんだけど……
夜の時間は出来るだけゲームにあてたいんです、私。
もちろん望亜奈さんにだって内緒。
言ったらきっとお説教される。