彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)
洗面所で鏡を見れば顔が真っ赤で。
お酒のせいだけじゃない……
クレンジングクリームを顔に乗せくるくると円をかきながらメイクを落としていく。
主任さっき、私の事、彼女って言ってくれた。
彼の家で、こうして一緒にいるってことは……
そういうこととかっ
考えないこともないけど。
いや、でも、私たち付き合ったばかりだし。
キス、とかもしてないし。
まさか急にそういうことになったりはしないよね?
私だってそういうことは経験してないわけじゃないし。
だけど、でも。
まだ早いっていうか。
まだっていうか、なんていうか、主任とそういうこととかっ
考えただけでも……
少しでもすっきりさせたくてバシャバシャと顔を洗う。
結局、余計自分を追い込んだだけで何の解決にもならなかった。
化粧を落とし、ルームウエアに着替え、
……もうリビングに戻るしかない。
リビングに戻るとそこにはビールの缶を持ち、テレビもつけずにぼーっとしてる主任。
ドアの音に気がついた主任が振り向く。
「モモ、…おいで」
!!!
おいでって言った?
なんですか、それっ
お酒飲んでるから?
主任の目がうるんでて、やけに色気があるような気がしますけど?
「モモ?」
「は、はいっ」
一歩ずつ、近づいてく。
ぽんぽんって叩いた場所は主任の足の間で。
手を伸ばした主任が私の手を捕らえて、すとんと座らされてしまった。
すぐに後ろから抱きしめられる。
「モモ。」
だからっ、耳元で囁くの禁止ですって。
「…今日はこれで我慢しておきますが、」
今日“は”?
しかも、今。が、で止まったけど?
「明日は温泉行きますよ。だから今日は早く寝ましょう」
「へ?温泉、ですか?」
「来月はいつ帰ってこれるかわからないから。たっぷり充電させてもらわないと。ね、モモ?」
ね、じゃないですよ。
ていうか充電ってなんですかっ
「充電の意味、わかりますか?」
わかるっていうか、わかりたくないっていうか、
主任っ意地悪すぎです。
…でも、私も充電。したい、……かも。
「…はい」
「モモ、こっちむいて?」
主任のほう向いたら、それはもうこの状況でそれしかなくて。
それしか……
伏し目がちにゆっくり振り向くと、顎を上げられそっと触れるだけのキスをしてくれた。
「ちゃんとしたのは、明日、」
ちゃんとしたのって。
だから主任、そういうのやめてくれませんか?!
お酒のせいだけじゃない……
クレンジングクリームを顔に乗せくるくると円をかきながらメイクを落としていく。
主任さっき、私の事、彼女って言ってくれた。
彼の家で、こうして一緒にいるってことは……
そういうこととかっ
考えないこともないけど。
いや、でも、私たち付き合ったばかりだし。
キス、とかもしてないし。
まさか急にそういうことになったりはしないよね?
私だってそういうことは経験してないわけじゃないし。
だけど、でも。
まだ早いっていうか。
まだっていうか、なんていうか、主任とそういうこととかっ
考えただけでも……
少しでもすっきりさせたくてバシャバシャと顔を洗う。
結局、余計自分を追い込んだだけで何の解決にもならなかった。
化粧を落とし、ルームウエアに着替え、
……もうリビングに戻るしかない。
リビングに戻るとそこにはビールの缶を持ち、テレビもつけずにぼーっとしてる主任。
ドアの音に気がついた主任が振り向く。
「モモ、…おいで」
!!!
おいでって言った?
なんですか、それっ
お酒飲んでるから?
主任の目がうるんでて、やけに色気があるような気がしますけど?
「モモ?」
「は、はいっ」
一歩ずつ、近づいてく。
ぽんぽんって叩いた場所は主任の足の間で。
手を伸ばした主任が私の手を捕らえて、すとんと座らされてしまった。
すぐに後ろから抱きしめられる。
「モモ。」
だからっ、耳元で囁くの禁止ですって。
「…今日はこれで我慢しておきますが、」
今日“は”?
しかも、今。が、で止まったけど?
「明日は温泉行きますよ。だから今日は早く寝ましょう」
「へ?温泉、ですか?」
「来月はいつ帰ってこれるかわからないから。たっぷり充電させてもらわないと。ね、モモ?」
ね、じゃないですよ。
ていうか充電ってなんですかっ
「充電の意味、わかりますか?」
わかるっていうか、わかりたくないっていうか、
主任っ意地悪すぎです。
…でも、私も充電。したい、……かも。
「…はい」
「モモ、こっちむいて?」
主任のほう向いたら、それはもうこの状況でそれしかなくて。
それしか……
伏し目がちにゆっくり振り向くと、顎を上げられそっと触れるだけのキスをしてくれた。
「ちゃんとしたのは、明日、」
ちゃんとしたのって。
だから主任、そういうのやめてくれませんか?!