彼と恋のレベル上げ(10/6おまけ追加)
「モモ、充電させてもらっても?」
「だからっ、そういうことは口に出して言わなくても……」
「色んなモモが見たい。怒ってるのも、恥ずかしがってるのも」
「…ズルイ…私はこんなにいっぱいいっぱいなのに」
「こっちだって限界。」
そう言ってまた口づけてきた主任に、今度はそれに答えるように……
「たぶん、もう止まらないから」
優しく手をひかれ、ベットルームに連れて行かれる。
そこには主任の家よりも大きなベッドが一つ。
落とされた照明、浴衣姿の主任の胸元が少し崩れていてそれが絶妙に色気を醸し出してる。
「先に謝っとくけど、」
この期に及んで、まさか夢ですとか?
これが最後ですとか?
「さっきも言ったけど、俺、余裕ないから。優しくできないかも…」
優しくできないとか、
だからそういうことは……
「私も、余裕なんてないから一緒です」
負けずに言ってみた。
「モモ、そういうことってわかってやってる?煽ってるだけだって」
「え?あの、そんなつもりじゃ…
「はい、もうおしまい」
そう言って今度はいきなり濃厚な口づけをしたかと思うと、そのままベッドに倒された。